ついに来た!いつものように現像しようとlightroomを立ち上げると、アップデートのお知らせが出ている。 3月ごろから「Adobe Camera Raw」では搭載されていた「スーパー解像度」の機能がついにlightroomでも実装されたようだ。凄いというのは聞いていたが、本当にそうなのかは自分が経験するまでは分からない。どれ、さっそく使ってみるか。 ↓こちらの写真で検証します。先日新宿御苑に行ってきた時の写真です。 写真データ上で右クリックすると以下のメニューが出てくるので、「強化」をさらにクリック。階層がとても浅いので楽ちん。こういうのが重要だよね。 「強化」には選択肢が2点あります。細かな機能の説明はネットに色々記事がありますのでここでは割愛。ざっくり言うと、「RAWディテール」は解像度そのままで、RAWデータのディテールを強化。「スーパー解像度」は「RAWディテール」の強化を行ったうえで更に解像度を2倍。というもの。 「スーパー解像度」のチェックをポチると、左に「強化済み」とプレビューが出ます。そして処理にかかる予定時間はわずか4秒。1分くらいかかるものかと思ってたらそんな短い時間でできてしまうのか。。。 ポチっ! 強化完了! 強化後の画像データを見ると、確かに縦横で2倍になっています。データサイズもとんでもないことになっています!またファイル形式もRAWからDNGに変わっています。※元画像を若干トリミングしているので、撮影時から小さくなっているのはご容赦ください。 では実際に拡大した個所を確認してみます。 1.中心部 2.周辺部 3.周辺部 これは。。。 凄い! (語彙力皆無) シャープネスを弄るとかそういう次元の話ではなくて、本当に解像度が上がった。機械学習の仕組みって全然理解できてないんですが、繰り返し処理させることによってこうもできてしまうものなのか。。。 この機能は今後の写真撮影のフローを一変させるインパクトがあるぞ。。。 私の頭には、ZマウントのレンズはZ7を使ってこそ、その真価が発揮される、という普通の人にはおそらく全く理解されないであろう信念があります。では何故Z6を使っているか。答えは一つ、懐が厳しいから。それまで使っていたOlympusの機材をほとんど売り、フルサイズに移行。PC、モニターと新しく必要な機材は多かった。いつかは高画素機を手に入れてやると忸怩たる思いでZ6を買ったのです。(センサーが古かったせいもあるがMFTとフルサイズはその映りに雲泥の差があって、Z6使ってみて大満足な現状です。)それがどうだ、この画像処理技術はそんな考えを根底から覆そうとしている。 全ての画像にこの処理をかけると、ストレージがすぐいっぱいになってしまうから、本当に必要な時、例えば大判に印刷する、大きいモニターに映す、トリミングでかなり小さくしてしまった時など用途を絞ればいい。それ以外は24MPの取り回しが圧倒的に負荷が小さくて済む。 どうやらまた一層、Z6が好きになってしまったようだ。 低~中画素機の未来を明るくしてくれたAdobeに感謝します。